グレイズ・アナトミーに黒人起用が多い理由とは？監督の意向？

アメリカドラマでの黒人多用が多いな…と思ったことはありませんか？

特にアメリカドラマにてリーダー役、もしくは主役の上役に黒人が多く起用されていると感じたことがある人はいると思います。

特に例で言えばグレイズアナトミーの部長役、２４の大統領役、フリンジの主役の上官役、他にも最高裁の判事役などしょっちゅう黒人の俳優、女優が起用されています。

特にグレイズアナトミーについては、黒人の医師が部長をやっており、白人の中の黒人の医師率が異様に多いと話題になっています。

そこで、グレイズアナトミーの黒人起用が多い理由について迫ってみました。

海外ドラマグレイズ・アナトミーは黒人が多く起用されている？

海外ドラマのグレイズ・アナトミーですが、多くのキャストがSeason1から登場しています。

ただ、その分多くのキャストが降板をしており、そのかわりに黒人が起用されるケースが非常に多いのです。

実際にそう感じている人は多いのではないかと思い、調査をしてみました。

プライベート・プラクティス・シーズン３では、結構白人と黒人が夫婦・恋人のシチュエーションがちょくちょくでてきますね。グレイズ・アナトミーでもそうですが。だいぶ人種差別感って薄まってきているのでしょうか。10年前に訪米した時は結構な感がありましたが。

— jambomax_a (@jambomax_a) 2011年3月1日

溜まりに溜まった録画済ドラマを消化すべく、グレイズ・アナトミーのシーズン10〜12
の約70話を2週間で一挙見👀
デレクに代わるイケメン要員の中ではデルーカがいいわ〜😍髪型と髭のせいでマレー似だけど…
気が付けば部長やチーフは黒人、女性ばかりに😲 pic.twitter.com/rVyFZgB7Ke

— yoneyone (@yamachiko) 2016年12月15日

@yattona 【グレイズ・アナトミー】の黒人の小太り女医がいい味ね。「ER緊急救命室」の初期にいた外科のヒックス先生を思いだしたよ。

— ヘルベルト•フォン•スダヤン (@suda_yan) 2011年9月3日

このように、実はグレイズ・アナトミーは黒人の医師が非常に多いということが分かります。

そして黒人の医師が部長役や、良い味を出す重要なポジションに居ることが多いのもこのドラマの特徴です。

さて、グレイズ・アナトミーに、この黒人が多い理由にはどういった理由があるのでしょうか。

脚本家ションダ・ライムスの意向？

グレイズ・アナトミーという海外ドラマ作品は、ションダ・ライムスの脚本です。

こちらの監督は非常に有能な脚本家で、売れっ子の脚本家。

ションダ・ライムズは、アメリカ合衆国の脚本家、テレビ監督、テレビプロデューサー。 医療ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』およびそのスピンオフ・ドラマ『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』の原案者・主脚本家・製作総指揮として知られる。 2007年5月、タイム100にリストアップされた。

ウィキペディア

「あの人のドラマ全部、黒人女性や女性が圧倒的に強いよね」という意見もネット上で見受けられます。

この方は、女性の黒人の脚本家で、そして製作総指揮を務めている異色の脚本家。

黒人の女性を活躍させたい、そして自分と同じように、黒人女性でも差別されてはいけない…という信念を持っているのかもしれません。

人種差別を意識しすぎかえって差別をしている状況に？

アメリカは人種差別が多い国。

まだまだ黒人への差別はなくならず、国内では人種差別主義の方も多くいます。

ドラマの中ではそういったことをしたくないと考えているのか、脚本家のションダライムスも、また差別主義者を批判しているインタビューもありました。

今でこそ大人気となったオリビア・ポープですが、実は当初は白人女性が主人公の予定でした。しかし、これに納得がいかなかったションダ・ライムズが、黒人女性を主人公にするべく戦ったのだそう。

アウトサイダーらしさという感覚ほど、重要なものはありません。この37年間、黒人女性が主人公の連続ドラマがこれまで存在しなかったなんて、ね。このドラマがパイロット版に選ばれた時に、私はある人から電話を受けて「このドラマはコニー・ブリットン（注: 白人女性）にピッタリだ」と言われたんです。そこで私は、「そうかもしれませんね、オリビア・ポープが黒人であるということ以外は」と答えました。
出典元：http://www.hollywoodreporter.com/features/scandal-hits-100-episodes-casting-secrets-trump-a-battle-abortion-revealed-dishy-oral-histo

また、この『Hollywood Reporter』のインタビューによると、ションダは、黒人女性の起用にこだわることで、オリビア・ポープのモデルとなっている実在の女性ジュディ・スミス（黒人女性）にも敬意を示したかったのだといいます。

出典：海外ドラマboard

このように、ションダ・ライムスは以前から、徹底して黒人女性の起用にこだわってきた方。

そして、人種差別を意識している脚本家であることが分かります。

ただ、最近のグレイズ・アナトミーは「やけに女性が多い」「白人の男の医師もいてほしい」「黒人女性医師が増えてバランスが悪い」とも評価されています。

ですので、黒人女性を起用しようとしている挙げ句、かえって差別しているような状況になっていますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

グレイズ・アナトミーは、黒人の起用が多いと話題ですが、その理由として、脚本家のションダライムスの意向があるということ、そして人種差別を強く意識し、黒人女性に敬意を払っているからと言う理由が考えられます。

ただ、最近では、男性が少なく、女性が多いという意見も多いので、もう少し男性の医師も増やしてもらいたいなと私も個人的には思います。