ピーター・クインの魅力解説！HOMELANDのイケメンピーター・クインが素敵？

ピータークインは、ホームランドのCIA職員です。

ブラックオペレーションエージェント。シーズン2から登場し、キャリーと出会った当初は、面識もなかった。

そしていきなり上司となることで、キャリーは、クインの下で働くことになるが、キャリーは、最初、全くクインの存在を受け入れず、信用もしておらず。かつてのパートナーである「ブロディ」に対して、非常にやりすぎ感のある尋問をすることで「冷酷人間」「冷たい」という印象でした。

ただ、シーズンを重ねるごとに、温かさ、優しさ、キャリーへの愛が見られるように。

そんな美しくイケメンなHOMELANDの影のヒーローであるピーター・クインについてご紹介をしたいと思います。

ピーター・クインについて

HOMELANDの人気のキャラクターピーター・クインは元軍隊出身。CIA職員としての当初の任務はマティソンの監視と護衛でした。

ソール・ベレンソン。CIAでマティソンの上司であり、相談役でもあった。

彼がクインにマティソン監視を命じることで、キャリーとここで関わりが生まれることになります。当初は、ブロディとキャリーの二人の恋愛の行方を追うドラマだったが、影のこのクインがシーズンが進むごとに、キャリーのパートナーとして注目されるようになる。

腕利きのスナイパーで軍の特殊訓練を受けている。キャリーもその腕は認めており「彼は特殊訓練を受けた兵士よ」とシーズン6でも警察に説明をしています。

前シーズンまでに何度か、マティソンの命を救っているけれど、シーズン4の最後に「一緒にCIAを抜けて一緒にならないか」という告白をします。

キャリーがそれに答えず、用意が整ったときには、すでにクインは、すぐに返事を出してくれない、イエスと言わないキャリーと音信不通に。

5シーズンではテロ組織に潜入。素性がばれ、テロ組織の仲間に、サリンガスを捨てるように、テロを止めるように働きかけるが、無駄に終わる。

結果的に、処置室でサリンのガスに曝された。

事前にテロ組織の中の、信頼を得ることができた一人に解毒薬を注入されていたが、「命を救える」程度であり、神経ガスのサリンは非常に効果が高く、死んでも不思議はなかった。

マティソンは死の一歩手前のクインを救った。一旦は心停止した彼に蘇生処置を施させた。クインを救うためか、テロ組織の情報を得るためか。クインから情報は引き出せなかった。クインは左半身麻痺となり、深刻なPTSDが残った。シーズン６はクインの入院する病院から始まる。

シーズン6でのピーター・クインの様子

シーズン6でのピーター・クインの様子を見ると、かつての彼の面影がなく、麻薬をしに病院を抜け出す、そしてPTSDでお店でも騒ぎ、うわ言を述べる、そして言葉が出てこなく、左半身を引きずっていると、かつてのクインを見ているファンからすると気の毒でたまらなくなります。

そんなピーター・クインをキャリーは自宅の地下に住まわせるようになりますが、すでにかつての彼ではなく、怒り狂い、状況把握すらできていない様子。

ただ、後遺症に苦しめられている一方で、今までスナイパーとして活躍していた頃のキレは健在で、キャリーを追う黒幕の存在、そして大統領への陰謀組織の存在や証拠を一人で暴き出すという活躍ぶりを見せるようになります。

キャリーへのクインの気持ちは？

最終的にシーズン6でクインは、亡くなってしまいます。

大統領と、そしてキャリーを守り、銃弾の最中、車を飛ばし、銃殺されてなくなることになります。

キャリーはシーズン4でクインからの告白にすぐに答えを出せませんでした。

ただ、それはふたりとも、今まで闇の中で戦ってきた同士だからこそ。すれ違いなんです。

ただ、シーズン6でのキャリーから、クインに対する感情は同志であり、仕事仲間。自分の命を救ってくれた友人の気持ちが強いのではないかと思いました。

一方で、クインも、キャリーに一緒にCIAを抜けようと覚悟したものの、その後すぐに旅立ち、返事を待っていました。しかし、返事がノーと言われていないのにも関わらず、すぐにまた潜入捜査を始めます。

クインは、闇に引かれてしまう、といっていたけれど、幸せな家庭を築きたい反面、一方でそれはできないだろうと諦め半分の人生だったのだと思います。ホームランドシーズン5はこの音信不通になってしまったクイン、キャリーのそれから2年後の話です。突然いなくなり、連絡が取れなくなった恋人を待つには長すぎる期間です。

シーズン6では、クインは、マティソンを責めます。

彼は死なせてほしかったし、死にたかったのではないでしょうか。結局、生き急いでいたんです。

半身麻痺の身体。言語障害、記憶障害も残っている。自分を猿回しの猿だと言い、マティソンの罪悪感を刺激しました。

シーズン6の最後では、クインのマティソンに対する感情は愛だったということがわかります。写真が見つかり、息子の写真とともに、キャリーの写真が。

それに応えられないマティソン。情報を引き出すためだけに救ったと思われていて、それは否定をすることはできたけれど、結局二人は結ばれませんでした。

CIAで仕事をしている以上、何もなかったことにして幸せになるというのは難しいのかもしれません。

もともとは、超有能な捜査官として活躍をしていて、相当なキレ者であるので、このような結末でとても残念でした。

最後まで、キャリーを守り抜くあたり、正義感があり、冷たく見えるが、心根はとても優しく、繊細でとにかく切ない人物なのがピータークインの魅力です。

ピータークインがキャリーに送った手紙

出典: https://teglove.exblog.jp

キャリーへの手紙
キャリー　君と一緒になれないまま、俺は死んだらしい。

口下手なはずだが、今はすらすらペンが走る。

俺は運命も星占いも信じないが、いずれこうなる予感はしてた。

太い網にひきずりこまれそうな感覚は常にあったから。わかるか？

俺には、本当の愛も人生も許されなかった。

それは普通の人たちのものだ。

ただ、君となら。もしかして。そんな風に思った。

でも、結局錯覚だった。

砂漠でみる蜃気楼と同じなのに。これには参った。

ここで言いたいのは、俺という人間の死は、起こるべくして起きたということだ。

俺は、自分から闇を求め、求めたから、そこに戻った。それだけだ。

だから、俺のために星をかざるな。哀悼の言葉もいらない。

俺は、岬の灯台のように、君が迷わないよう、行く手を照らす灯になろう。

愛してた。

これで、永遠に君のものだ。

クイン

HOMELAND　シーズン5　ピータークイン・手紙の書き起こし